Sweet Talk 02

 課題ひとまず忘れることおれ丁度いいもん持ってる言うあたるそば立っあたるしゃがみ込ん立てかけられ学生なか突っ込んいるだがどういうわけあたるなかなか肝心もの出しない
 他人中身覗くよう下世話真似するつもりなかっ不思議思っあたる手元瞬間思わず呆れ
だらしないなあ生活態度から宿題ため込むようことなるじゃない
お世話じゃ
 ごそごそ漫画雑誌ぽいぽい放り投げあたる奥底沈んらしい小さな灰色ようやく引っ張り出し閉じるゆるめひっくり返しあたるその中身手のひら落とす
 小さく傾げ
なんそれ
わから
わからから聞いいる
 たる手の内ある小さな丸いおもちゃようものだっ丸石淡いピンク色プラスチックから白いコードいるコード小さな丸っこいクリップそれぞれついいる
 あたるへら笑っ手招き怪訝しゃがみ込むあたる小さな耳打ち
 途端今度弾かよう引い
そっそんないかがわしいものさまいったいどこから
まぁまぁそんなことでもいいない
 全然どうでもよくない確か入手経路とやかくいう確認べきことあっ
ちょっと待てさま言う勝負
 あたる実にさわやか笑み浮かべそのいかがわしい機械堂の前振っみせ
おまえこれ我慢できたらおまえ勝ちイッちゃったらおれ勝ちどう
ふっ
 前髪かき上げ小さく笑うそこから抜き放ち止まらあたる斬り掛かっ
ゎんでこのぼくがそんなもん付けゃならんのだっ!!
おのれいちいちその物騒もん抜かできかっ!?
 たるその速度負け反射神経はっしとそれ手のひら受け止め
 閃く白刃挟んたる睨みつける  
そんなに使いたいなら自分使えいいだろがっ
いや無理無理 おれおまえみたい乳首感じねーもん
ぼくだってさまあんなことする――
 さっと赤く言い返しかけあたるへらへらアホづら返っ
 ここあたるペース巻き込まれるわけ行かない
たとえあろそんな絶対お断り!!
 あたる不満尖らせる
わかっ
 そして真っ直ぐ見上げながら含みある笑み浮かべ
おまえ乳首弱いもん~。の我慢する自信なんだ
そんなこと言っらんだろ!!
だけならでも言える
  むきなっげた
たかだかだろ そんなちゃちガラクタこのぼく満足られるわけない
~~。
当然
おもしろい そこまで言うならおれ勝ったら宿題だけじゃなくっゲームでももらお
ならぼく勝ったら当然さまゲーム受けもらう
 切っ先あたる向けながら高らか宣言
負け今夜相手言うことでも聞く それでいい諸星
よかろ必ず後悔やる
 そんな成り行きこのいかがわしく実にくだらない勝負あたるすることなっある
 
 ベッド腰掛けるたるその隣りすっと下ろし遠慮ない投げ出しベッドフレームかすか軋むいるときまず聞く機会ないそれあたる過ごすいつも繰り返し聞くことなっ
 そのからつとめて意識引き剥がし襟元ボタンかけホールくぐらひとつはずすそのままかけところふと止め
怖じ気づい
 あたる軽口応える代わり真面目あたるしっかり見据え
始める条件出しおく
分間ぼく身体れる
なるほど
 あたる神妙面持ちなっわざとらしく組ん
それつまりおれおまえさわったら気持ちよくなっすぐちゃう――
そこまで言っとら!!
 胸ぐらつかん怒っみせあたるかえってへらへら楽しそう笑っいるこのこういうところ腹立たしいつねづね思っいる諦めたるやや乱暴突き放すたる鼻先ぴっと人差し指突きつけ
いい たいぼくさわる
くどいっ さわら言う
さま信用ならからきちんと言質取ら安心でき
失敬おれどこ信用ならという
そ〜いうこと夏休み課題ちゃんと終わらから言え
 あたるそれ答え向け相変わらず夜空白く輝いいるもちろんあたるその美し突然取らわけないだろあたる聞こえるよう大きくため息ついから青いシャツボタン触れ改めてから順にずつ外しいくそのあたるぶらぶらながら明日ちゃっちゃ答え写しガールハント再開など天気ことほざい
日曜午前ならたぶんえみちゃんとちゃん公園ジョギングてるはずいやいや商店ほういけ――
 ひどく真剣表情最も効率よく多く女子遭遇するルート計算いるたる横目ながら小さく吐い本当に今日その集中でも出しいれこんなくだらないことなくたってもう課題なんか終わっだろ
 ボタン外し終わっから今度白いスラックス下着脱ぎ丁寧畳ん置いシャツ羽織っままたとえだろ無遠慮視線遮るもの少しでもあっいい
 指先コードつまんソレ持ち上げる実際見る初めてあっこういうもの存在自体知っ本来なら高校生ある自分たち持つべきないもの自慰行為補助する道具たる持っ本人言う乳首クリップ呼ばれるものらしかっ丸石ようものスイッチなっ起動すれコードあるクリップ振動するそのクリップどこどういう目的付けるいえその名前指し示す通りというわけ
 コードクリップじっと睨んからつまんぐっと入れみるそれほど強いかけともクリップ開き抜けすっと閉じいく見れ見るほどなんだか進まなくなっいえ大見得切っやる言っしまっ手前いまさら引けない
 たる気付かないよう静か深呼吸からそれ乳首近づけ
 柔らかく持っない状態乳首挟も思っ滑っしまっやりにくい外れつける繰り返しいるたる言っ
おれやっやろ
黙れぼく触れる
 伸びぱしっとはたき落とすそろそろ慎重手つきもうクリップ開いそっと挟み込ん
 ちゃちプラスチック触れるほんのり冷たかっ性的快感与えるためだけ存在する機械こうして敏感箇所繋がっいる実際目の当たりするかすか興奮背筋なめるいやそんなこといけない慌て視線場所そらしこんな趣味代物喜ぶよう馬鹿アホ
痛い
いや
じゃひょっともう気持ちよかったり――
するわけないだろアホかきさま
 あたるはくくく忍び笑いこぼすそのにやけアホづら睨みつけこのふざけ貧乏人次期当主たるこの自分負けるわけいかない
 サイドボード置いあっ時計使いたるいかさまないよう直々注意深くタイマーセットすること時計戻しところあぐらかい座っいるたる呑気スイッチ持ち上げみせ
じゃはじめるすっ
さっさとやれ
 タイマー動き始める同時にコードあるスイッチにあたる触れるカチックリップ振動始め
 はじめぴくんと身体反応それだけ絶え間ない振動どことなく不愉快感じする快感がらない将来気持ちよく感じそう気配なかっこのままなら特に苦労ち堪えられそうホッ
 しかしそうなるという長い手持ち無沙汰ぼんやり過ごすなれ流れ途端滞りゆるやかなるせめて今後こと考えれ建設潰せるだろ
 勝負勝ったらなにするもちろんあたる課題やらせる決まっいる今度あたるペース合わせるなんて生ぬるいこと少しでも抜き始めたら脅しいいかもしれないそうしたら少なくとも明日だけ自由できるだろだいたいたるさっさと課題なんか終わらいれ今日だってふたり
 ふと視線感じ意識現実引き戻さ付けたる胡座かいだらしなく座りながらことじっと見つめそれまさにいかがわしい機械つなが乳首眺めいる
 たる睨ん
おいいる
さわる言わ見る言わとら
こんなところ面白く何ともなかろ
そうかも
 あたるにっこり笑っそう言う視線変わらじいっと乳首注がままだっさわらないのに執拗舐めるよう視線気分なっくるあたるから逸らし
 視界から外し意識なけれられいよいまいが関係ないあたる振動するクリップこと思考から追い出しもう明日意識集中せよ
ところで
 だがたる世間するよう軽い調子話しかけくるので仕方なく返事
なん
乳首からコード伸びてるってなんかこうえろ
なっほざく思え
 さっと赤み差し心持ち引きながら黙れという意味込めたる睨む
 しかしたるまったく介さかえって寄せシャツ隙間から覗く乳首無遠慮眺めいる
ちょっとってきた すこし赤くなっよう
いちいちおかしなコト言うじゃない
 するとたる両手ひらひらながらぺろっと出し笑っ
黙ってろ言わなかっだろ さわらなきゃ文句言われる筋合いねー
 確かそのとおりだっ不機嫌背けながら小さく吐い閉ざし
どう 実際もちいい
だから別にこんな――
やっ根本からギューって押さえいじめられるおれいじられるじゃやっぱ違うだろ
 あたるベッドつい少し乗り出す耳元低く囁い
おまえ痛い好きからソレすごく気持ちいい
 くっ背筋震え反射口元覆っ自身そんなふう全く思っないのに身体あたる甘い勝手反応いる
 あたる立て笑っ戸惑っいるからかっ
ちょっとゾクゾク
いるわけないだろばかばかしい
 そっぽ向い冷たくあしらっあたる黙ろなかっ
けっきょソレおれっぽ優しくとんとんれるどっち気持ちいい
あのなぁ なぜこのぼくきみそんなこと答えゃならんのだ
まあまあほれよく考えみろいつもならこう
 あたる機械つけられ乳首すぐ手前すっと人差し指近づけ触れる触れないという距離ゆっくり描い
くるくるって周り撫でから優しくすりすりたら固くなっ
 こんなあほらしいこと付き合わないいいわかっいるのにあたる指先から離せなくなっ
 確かそれたる普段ならよくするさわりなじみあるはじめ直接さわら乳首周囲ぎりぎりラインそっと撫ですり意識始めからはじめてそこ触れやわれるままだっ先端たる指先優しくすり寄せるたび帯び持ち押し返すようなるそのもっと強い刺激欲しくなっくるのにあたるいつまで羽根なぞるよう軽く触れるばかりじっくり時間かけいつまで満たさない欲求焦れもうそれ以上我慢できなくなっからようやくあたるピン立ち上がっ乳首ぎゅっと強くつまむそれいつも悔しいくらい気持ちよく
 思考そこたどり着いほとんど同時に乳首あたる人差し指親指押しつぶすよう虚空きゅっと閉じ
 それ瞬間反射身体びくっと跳ね本当にさわらようクリップ付いから痺れるよう快感じわりと身体染み込んわけわからぞくぞく背筋震わせる起きだろただたる動き眺めだけのに
 動揺懸命抑えいる堂の前あたる機嫌よくひらひら動かし
おまえ好き~、
~~諸星 趣味真似大概
だからことする言わなかっだろ
 それからはもよう応酬繰り返しだっあたるまでセックス内容思い出させるよう事細か説明ながら指先同じ動き再現みせる
 そのたび身体わりとして少しずつ帯びくるならなけれよかろ閉じ無駄だっ視覚情報なくなるたる言葉余計意識しまう不愉快機械もたらす振動無機質騒音存在増しつまりどうって逃げようない
 それでも篭もるせい乱れ押し隠し姿勢崩さないまま黙っ耐え知らない人間見かけところひどく機嫌退屈そういるしか思わなかっだろだが残念ながらあたるこういうとき反応誤魔化すとき仕草既にあらかた把握きっ
 耐えきれ押し殺し時折こぼす眺めながらあたる細めまり笑う
おまえもうけっこう気持ちよくなっだろ
これはっきみあんな
 開い途端背筋甘い快感走り抜け咄嗟噛んこんな調子ろくろく文句言えない
あんなに自信満々だっずいぶん調子そう
卑怯こんな
だからおれルール違反しとら
 たる小さく笑う
ちなみにこれ振動パターンいくつあるらしい
試し変えみよないそ〜ちっと
なっちょ
 絶え間なく続い振動突如あきらか強弱加わっびくっと跳ねしまう
こんな聞いない
いや普通ある決まってるだろ
ぼく知るわけないだろそんないかがわしい常識
 あたる新しいおもちゃ入れ子どもよううきうきボタンいじっ
どのパターンいい
どれすきじゃいっこれ以上おかしなこと言うようなら――
 かち切り替わっ振動跳ね
 小さく喘いところ慌て閉じへんしまっこんなはずなかっのに聞こえないこと切実祈っ
 だが現実非情あるあたるスイッチいじるやめっと笑み浮かべる
なるほど
かっ勘違いするそういうアレ
このまま振動みる
やっ
 またスイッチ押さ瞬間舐めるよう細かく弱かっ振動強くなりより影響増し乳首感覚支配始めこんなもの感じたまる思うのに灯さしまっ身体甘い求め与えられる快楽でも受け入れしまう無機質なん意図感情含まないただ特定パターン振動繰り返すだけ低俗機械性的快感引きずり出されるにとって屈辱だっ
 かすか震えるぎゅっとシャツ握りながらじわりと浮かんあたる睨みつける
もろいいかげん
やめほしい
 淡いピンク機械指先ゆっくり弄びながらあたる覗き込むよう微笑ん
おまえ乳首もちいいっ素直認めるなら設定戻しやっいい
なっそんな死ん言うアホ
そお じゃあとこのままがんばれよ
 これあと 引きつらせる反対あたる心底楽しそうにこにこいるその気楽いる無性に立っいつかぜったい殺す度目わからない決意新たする
 だがそれこれ耐えきっからあるぴくんぴくん跳ねるぎゅっと押さえ快楽流さないよう集中冷静取り戻そ
 だが時間経て経つほど状況にとって不利なっいく身体感度上がるどろどろ性欲理性部分じりじり焦がし呼吸するたび生まれるわずか揺れシャツかすかこすれる感覚すらいや意識しまうもちいいという言葉しきりにかすめるようなり打ち消しそれまでしつこく戻っ
まずいこのまま考えられなくなる
 振動乳首から身体とじんわり浸透いくようなんとも言い難い感覚捉え始めもちいいクリップから感じる振動乳首無理やり押さえつけられる圧迫犯す無機質振動とろけるよう甘い快感生んとくとく身体巡りどろり全身満たしいく
 こんなくだらない玩具なんか気持ちいいはずなかっのにこの負けることなんか今度こそありえないはずだっのに身体じんじんあつくかかっよう思考ぼんやりくる
 そしてそのつけこむようあたる低く抑え甘い追い打ちかけ
おまえおもちゃ気持ちよくなっトロトロなるとこたいなぁ
ちゃちガラクタ乳首いじめられちゃうとこおれ見せ
絶対いや
 半ば自分言い聞かせるよう必死振っこのまま向こうペース呑またら勝てるもの勝てなくなる
早くちゃえ
 だがどんなに否定快感拒絶しよとしてあたる葛藤弄び蜂蜜よう甘い誘惑とろとろ注ぎ込んくる
我慢って辛いだけだろもう後ろ疼いじゃない
気持ちよすぎてわけわかんなくなるくらいグチャグチャしてやるのに
諸星もう黙っくれ
おれ言うことちゃんと聞い
ぅあ
 身体おかしい熱くぞくぞく自分ものないようだっ
もうほしい
 普段なら絶対女の子相手しか出さないよう甘ったるい声色あたる畳みかけるよういやらしい言葉紡いいく
おまえおれチン前立腺ぐりぐりってこすられる好きもんこのだってそれで――
 その瞬間つい先日あたる行為記憶脳裏閃い身体切なくなるぎゅっとシーツ握っ食いしばっ
♡♡
思い出しちゃっ あんまり記憶いい考えもの
 ぐるぐるするたる言葉意識絡みついもがけもがくほど雁字搦め縛らいっしまう
 言葉を通じてセックスとき記憶感覚無理矢理呼び起こさ熱くたまらないのに鳥肌立っそのうえで注がれるこの絶え間ない振動身体興奮ますます高めつつあっこんなことこんなところ気持ちよくなんてなりたくないのに考えまいすれするほどかえって感覚鋭敏なり乳首甘い快感覚えるようなる
もろもうよしくれ
そろそろなりたい 素直なれすぐ終わる
 ぐっと詰まっすぐある快楽確かそのさえなれなんのなく入るはずだっ元々我慢する苦手これ以上苦しい思いまで耐える必要あるだろ
 ためらいがち震える開くたるそれながらかすかほう乗り出しこくあたる動く小さく吸っそれそう
 のせよ言葉しかしそこ凍りつい自身すら戸惑ううち言葉ふっと失い消えいく
 幼い子ども駄々こねるよう強く振っ
だめそんなことぼくできない
おまえほんっと
 あたる最後まで言わなかっ今にも泣き出しそう顔つき途切れ言葉小さな溜め息変わる
しわかっ しよ
わかっってなに
 あたる普段イタズラ仕掛けるとき同じ笑いにっこり
からえるからおれゼロって言ったらいい
なっそれ ぼくそんな
行く
諸星聞いいるかっ
 あたる言葉綺麗無視カウント続ける
なー
くそ
 催眠でもかけられいるよう数字下る連れ自分支配あたる握らつつある自身感じもうわからなくなっくるあたるないのにただ言葉時折投げられるだけしかないのにたる全身優しく触らいるときよう身体熱くどうしようなかっ
 あたるそっと乗り出し寄せる吐息吹き込むようとびきり甘い最後トリガー引い
ゼロ
 瞬間真っ白なる
♡♡
 ぞくぞく震え入っシーツ引っかくだめわかっいるのに止められなかっびゅるるっ勃起陰茎からこらえ切れなかっ精液飛び出しかかっ
はい疲れさん
 ふらりバランス崩し身体あたる素早く伸ばし抱き留め目尻溜まっ舐め仕立ていいシャツからするりと撫でる
 身体ラインなぞる動きすら散々焦らさ続け身体どうしようなく気持ちよくよじっあたるそれ優しく押さえながらするする手のひらつけ根滑らいくたるそれ包ん握っ瞬間走り抜け快感思わずびくこわばっ
うっあぁ
 とろっと白いこぼしながらいまだびくびく震えるものから最後残滓搾り取るようあたるゆっくり前後動かしいるそれたまらなく気持ちよく切なく苦しいやめほしい同じくらいもっとほしいという強い欲求駆け巡っクラクラくる
 たっと抜いあたるもたれかかっ
もろ
うんもちいい
 耳殻含まびく跳ね上がっ熱く湿っちろちろ舐めるうなじ鳥肌立っ気持ちいい
 虚脱身体また灯り始めるたる身体表面すべる感覚意識向けたる指先腰骨突起さすりすべっへそ軽くくすぐるそのまま手のひら下腹部ゆっくり撫で回すただ優しく撫ですっいるだけはずのにぞくぞくするほど気持ちよく下半身ずく苦しいほど疼い不意吐息吹きかけられ快感堪える間もなく上り詰めいく
!♡♡
 あたるシャツぎゅっと握っかすか震わせる軽く達しあたる耳元小さく笑っ
おまえほんと弱い
さい
 ぴくんぴくん痙攣する乱れ呼吸必死整えながらあたる身体満たす快感やり過ごす
 あたる白濁濡れ先端描くようゆっくりいじめながら実に楽しそうくすっと笑っ
こんなだらけくせおれ勝てる思っとっそもそも間違い
やかましいっそもそも今日これぼくせいじゃない
 胸元伸ばしいまだ感覚蹂躙する呪わしい機械かけるたる伸びそれ止め
やっとんじゃ
終わっからもういいだろこんなもの
 振りほどことしてあたるぐっと手首握っまま放さない
 あたるいつも抜けるほど気楽笑顔にっこり
やめいいなんて言っとら
 固まっ引い引き寄せ負けほう今夜耳許ささやく今度こそ完全凍り付い血の気引いいくそうだっそういう約束だっよりよってこの困らせること無上喜び覚える諸星あたるという自身生殺与奪権限すべて預けしまっある
 あたるかけベッド押し倒す褪めまあたる呆然と見上げる
 仮に立場あっならこの躊躇なく約束放り投げ逃げ出し違いないだが次期当主たる自分それ同じことできるいえ無論答えだっ
 あたるぺろっと自分軽く舐めとんついはぁ熱っぽいこぼしながらあたる今日意地悪い笑み浮かべ見下ろし
もらおゲーム
 長い笑い含ん耳打ちするそうきっと今夜長いだろこの持ちかけるよう賭け乗っこと心底後悔